内視鏡は大阪市でも人気!検査を受けるメリットとは?
内視鏡検査で分かること
内視鏡検査は手術をすることなく、消化器管内の病変を直接観察できる検査です。
口や鼻から行う内視鏡検査では食道から胃、十二指腸までを、肛門から行う内視鏡検査では大腸、ときには小腸一部までを観察し、異常があるかどうかを診ていきます。
粘膜などの状況を観察して、粘膜が荒れていないか、血行が悪い所がないか、ただれや傷がないかを確認するのです。潰瘍、ポリープなどがんの疑いがある場合には、そのまま組織を少量採取して生体検査に出すこともあります。
内視鏡検査の流れ
胃の内視鏡検査では、まず検査直前にゼリーやスプレーで咽頭麻酔を行い、麻酔が効いてきたら、内視鏡を口や鼻から挿入します。挿入途中も咽頭や食道を観察し、胃、十二指腸ではカメラの向きを変えて写真撮影を行うのです。
必要に応じて、粘膜表面の凹凸を明瞭にするための色素をかける、あるいは食道にヨードをかけて食道がんの有無を観察することもあります。
がんが疑われるときには少量の組織を採取して、生体検査に出します。状況によりますが、内視鏡の検査時間は約10分です。
内視鏡で病気を予防しよう
胃がんや大腸がんは早期に発見して適切な治療を行えば、生活に影響なく完治することが多い病気です。とはいえ、まだ症状がない早期にがんを発見するためには、内視鏡を定期的に受けることが必要です。
がんは40歳以上になると発症頻度が高まります。40歳を過ぎたら、毎年行う健康診査の際に内視鏡検査も受けるとよいでしょう。
血のつながりのある人の中で胃や大腸のがんになった人がいる場合には、そうでない場合に比べてがんになる可能性が高いと考えられますので、40歳未満からでも定期的に内視鏡を受けることをおすすめします。