【基礎知識】大腸内視鏡検査はなぜ痛い?大阪市で検査を受ける前に知っておこう
大腸検査の痛みは腸が膨らみすぎるから
大腸内視鏡検査を受ける患者さんが痛みを訴えることが多いです。
痛みの理由はいくつかありますが、大腸が曲がりくねっているので、内視鏡の管を挿入するときに大腸内の内壁に内視鏡の管の先端が当たることもその一つですが、もっとも多くの人が痛いと感じるのは、検査しやすいように大腸に空気を送られて大腸が膨らみすぎるためです。
検査のために腸を膨らませることは必須
大腸内視鏡検査の多くは、大腸内に空気を送り込むことによって大腸内の検査を行います。
これは、大腸の内壁に空気を送り込むことで伸ばしてポリープや腫瘍などを見つけやすくすることが目的ですし、さらには切除するために必要なことです。
大腸内視鏡検査で空気を送り込むことは、ポリープや腫瘍の早期発見切除のために必須なのです。
水で膨らませる方法なら苦痛を軽減できる
個人差や事前の処置によるところもあるようですが、大腸内視鏡検査では多くの人が苦痛を訴えています。しかし、大腸の内壁を伸ばしてより検査をしやすくするために仕方がないことです。
最近ではその苦痛を少しでも和らげるために、空気を送り込んで内壁を伸ばすのではなく、水を送り込むことで痛みを緩和する内視鏡検査も行われるようになってきました。
鎮静剤や麻酔も効果的
痛みを伴う大腸内視鏡検査ですが、あまりにも痛みがあるとその痛みから大腸が緊張してしまい、内視鏡検査自体に支障を来たしてしまうことがあります。
そのため、鎮痛剤や麻酔を使用することもあります。たいていは鎮痛剤などで済ませるのですが、痛みに対して不安のある人は過去の治療実績などから麻酔をする場合もあります。